やさぐれた僕でしたが、更正しました!

結婚すると生ぬるくなるとかよく言われるんで警戒してましたが、そうでもないですね。
結婚した状態で人生最高傑作っぽいのやっちゃいましたし。そんなの関係ないという事が立証されました。
そうなっちゃった方々はちょうど結婚の節目で才能が枯れたか、なんとなく安心したんで結婚したかどちらかなんじゃないでしょうか。
僕は今のところ思いっきり別居婚なんで生ぬるくなりようがないというのが実情ですけども。
でも思うんです。
確かに20代の頃は色んなことに怒ってました。
「エビス堂(前劇団名)はこういうの期待されてるから!」とか「お客さんはこういうの見たいと思ってるから!」とか第三者の声を騙る人々の声がどうにもこうにもウザくてしょうがなかったんです。
だって僕は僕の見たいの作りたいだけですし。僕が面白くないと思ってるモノは作れませんし。
ならばと、たった一人で役者だけ集めてやったわけです、娯楽園プロデュース。
作曲者だって連れてきました。
エビス堂時代に頼んでた音響担当が僕が凄い傑作を書いたとホクホクしてるのに持ってきた曲は当時TVでもバンバンに宣伝されてた「パイレーツオブカリビアン」。ちょっとさぁ、僕らのオリジナリティーって何ですか?と言いたかった。演劇はそれが通例なので仕方ないんですが、仕方ないと思っちゃう自分自身にもショックでした。でもそれがずっと引っ掛かってたので娯楽園では他の仕事で知り合ったミュージシャンNeoを騙くらかしての全曲オリジナル。

オリジナリティー!そう、そうなのです。
せっかく観に来てくれたんだから、この地球で僕しか作れない、その時のメンバーでしか作れない、今そこでしか見れない作品を見せるのです。他の何にも似ていないものを。

さて、実はこの文章書き直しています。
ひどい文章だったので。
実は、そのひどい文章を書き殴った昨日の深夜まで「もう演劇をやめよう」と思ってたんです。
もはや時間とお金と労力と才能の無駄遣いなのではないかと。今回と前回、千人以下しか見てないモノになってしまったわけです。娯楽園の公演が。
幸いにしてエビス堂時代から大体千人くらいのお客さんには観に来てもらってたので、このヘコみは結構ショックでした。聞けばどこもお客さん入ってないらしいです、関西。
正直一人でやってるプロデュースなんで宣伝、あるいは営業まで手が回りません。でも千人入る計算でぎりぎりまでお金を使って豪華に作ってしまうので、千人以下なら即赤字です。(魔界爆発はソールドアウトしたのにそれ以上にお金使っちゃってえらい事になりましたけども)で、その赤字を誰が払うかと言えば当然ながら僕が他の仕事を必死でやってそのギャラを全て返済にまわしているわけなのです。

もうね、無理だと。
僕が死んでしまうと。
それをどう言い出そうかと。
「全八本、絶対見ます!」って元気に言ってくれてるお客さんに対して、どう言えばいいんだろうと。そんな事情があり、ブログで滅茶苦茶書いて、踏ん切りをつけてやろうかと思ったんです。やさぐれた勢いで。

でもね、さっきうちの嫁に僕は言いました。
「やっぱ俺、演劇やるわ」と。
その時、夫の顔は今までになく素敵だったと、僕は思います。

ただ、主宰は正直当分無理なんです。スポンサーなり、運営やってくれる人材なり、集団なりが現れない限りは。
なので、娯楽園、少し休止です。世界一面白いんですけどね!残念です!
絶対やりますけどね!八本!スポンサーさんに当てのある方!ご連絡下さい!俺こそがスポンサーだという方!一緒に飯でも食いませんか!

演劇は時間なくてもガンガンやりますので、もしも作・演出などオカモトにやらせてやってもいいぞという劇団・プロデュース団体などありましたら気軽にお声がけ下さい!すっごいいい仕事しますよ!(はい、営業です!!)

いやあ、立ち直ってくれて良かったですよ、オカモトも(笑
ホントやさぐれてすいませんでした。