娯楽園、その由来

江戸川乱歩の著作に『地獄風景』というのがあって、その舞台として「ジロ娯楽園」というのが出てきます。
僕の中では『パノラマ島奇談』とごっちゃになってどっちがどっちだったか分からなくなってるんですが、一人の夢見がちな男が人の迷惑顧みずに作り上げてしまう独善的地上の楽園というイメージでしょうか。(あってます?
たまにこれを知ってる人から『娯楽園プロデュース』という名称の由来を「江戸川乱歩からですか?」と質問されるのですが、僕もつけた時に意識したかしなかったか忘れてしまいました(笑

僕は乱歩小説は高校くらいの時にかなりハマってたんですが、作る作品には全く影響がないと思われます(大部分忘れちゃってるので・・)。エログロ要素は読むのは好きですが僕自身にはそういう想像力が全くないみたいで、そっち方面は諦めています。
実際、乱歩作品は字面で読むから面白いんであって、あれを演劇や映画にしても全然面白くないだろうと思うんですがどうでしょうか。
 
娯楽園プロデュースの『娯楽園』はその名の通り、娯楽です。余計な事は何もないです。
「面白い!」とか「豪華!」とか「うっとり!」とか「カッコいいじゃねえか!」とか「なんかわくわくしてきた!」とか「じーんときたぜ!」とか「燃えるぜ、こんちくしょう!」とか「わかる!あんたの気持ちわかるよ!主人公!」とか「そうくるか!やるねえ」とか「いやあ、人生ってヤツも捨てたもんじゃねえなぁ」とか、そういう色んな気持ちを目一杯に味あわせてくれるのが僕にとっての娯楽作品です。
なので僕の作品を見終わった後、「面白かったから明日の仕事も頑張るぜ!」とか「今日は気持ち良く眠れそうだ!」とか思ってもらえたら、もう最高です。