「田口ランディの本は・・」

田口ランディさんの本は三冊読んだ。
「コンセント」は随分前に読んで、中盤くらいまで「お〜、こういうの好きだー」と興奮して読んだ。が、最後のオチというかクライマックスが全く意味がわからなく、非常に宙ぶらりんな読後感が残った。
最近、古本屋で「もう消費すら快楽じゃない彼女へ」という文庫本をたまたま見つけて、読んでみたらこれが見事に面白かった。「コンセント」の中盤までのイメージが詰まってる感じだ。
「見直したっつーか、これがホントなんですよね、ランディさん!処女作だったから荒削りだったんですよね、コンセントは!すんませんでした!早とちりでしたっ!」
もう信じた。今までの不明を恥じた。私はもうランディアンだ。
古本屋の100円均一で「アンテナ」を発見した。読んだ。
・・・えーっと、また意味がわかりません。特に後半が。
意味というか、ある種のトランス状態を経験する地獄巡りというのはわかるんですが・・・なんかこう・・・・肌が合わないだけなんだと思います。
でもエッセイ風の「もう消費〜」はすごく好きな本になったので、何冊か読んでみようと思いました。