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わしはキャスターマイルドという煙草を吸っている。
今日買ったらパッケージが変わっていて下部３分の１ほどにこんな文章がでかでかと書かれていた。
「喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。」
・・知っとるわい。
さらには、
「喫煙は、あなたにとって心筋梗塞の危険性を高めます。易学的な推計によると、喫煙者は心筋梗塞により死亡する危険性が非喫煙者に比べて約１．７倍高くなります。」
・・・え？なに？脅し？吸うなって言ってるの？金出して買ったわしに？
この逆宣伝とでもいうのか、わざわざ買った人間に向けて「やめといた方がいいですよ」なんてメッセージを声高に発信している商品が今まであっただろうか。
だったらいっそ全部のパッケージをドクロのマークにしてしまえ。
しかしこれはなんだか、面白い事になってる気がする。
例えばプレステ２の起動時、ボイーン・・キラキラキラ〜とかいう音と共に「やりすぎるとバカになります」なんて文字がカッコいいフォントで出たらどうだろうか。
あるいはコカコーラやマクドナルドのＣＭが、出演者全員アメリカン肥満児で「食べるすぎるとこうなります」なんてテロップが出たら・・。
あるいはまた、缶ビールのＣＭも青空でサワヤカな感じではなく、暗い病室で「小鬼が！小鬼が突いてきよるんやっ！！」とか悶えるアルコール依存症患者さんの映像だったりしたら・・・。
奥ゆかしいんじゃないかしら、これ。そう思うのはわしだけか。
だったら、全ての映画や演劇のチラシには「貴方の人生の２時間が無駄になる危険性があります」と明記すべきだと思ってしまう。
ホントの事って皆なかなか言わない世の中なだけに、これはこれで面白い宣伝かも知れませんね。