ジョジョを語る日〜言わなきゃ良かった

 既に今日だが、飛ぶ鳥を落とす勢いのピースピット末満建一が、おそらくは酔っ払った勢いで決めたピン芸(一人芸)のイベントの幕があがる。それに何故か「トーク」という演目で出る。
 トークのぐだぐだぶりには徹底した自信のある私だ。もはや改善しようとも出来るとも思っていない。
 何を考えているのか、末満は。
 私へのオファーは最初「ガンダムを語れ」だった。
 そんな芸ねえよ。ただ単に子供の頃、好きだっただけだ。しかも一作目だけ。
 しかし「アンテナ劇場。」という自分のプロデュースに二回出てもらった恩もあり、そのまま断るのも心苦しかったので苦し紛れに「最近全巻集めてみた「ジョジョ」を語るじゃダメ?」って言ったらOKだったので、何故かジョジョを語る。
 もはや当日だが、安請合いが自分の首を締めるのはこれでもう何百回目だろうか。
 正直なとこを言うが、ジョジョを語る芸なんてない!ただのファンだ!
 でも、夏休みの宿題の研究発表なノリでお茶を濁してみる。
 しかしながら、一日だけじゃマズイかなと気を使って、三日も出ますとか言っちゃって、喉元過ぎればが通用しない。
 末満もありがた迷惑だったろうが、言わない方が悪いんだ。