一ファンとして

色々な作品のファンです。
もしも息子が生まれたなら、DNAと共に魂までもを共有すべく「ザ・ベスト・オブ・俺の愛してる作品達」なんてのを無理矢理体験させる事が請合いな男です。映画篇・音楽篇・漫画篇・小説篇など多岐に渡りますが、泣いたって多分許さないと思います。
で、最近は僕も33になりまして、同い年の人々がじわじわと偉くなってくる時期。それが理由なのか、子供の時や青春時代に「これスゲー好き」と思ってた漫画などが映画化などされております。前の文章で触れた「鉄コン筋クリート」などその一例でしょう。
嬉しい反面、あまりに作品に対しての「愛」が強すぎると「大丈夫か?メチャクチャになっちゃってんじゃないか?」と不安が先に立ってしまうのもお約束でありましょう。
実は「どろろ」もそれで映画館まで行きながら帰ってきてしまいました。事情は少し違うのですが「どろろ」の場合は、映画館でかかってたテーマソングであるミスチルの歌を聴いて「うむ。これは自分の思うどろろではない」と思って帰ってきてしまいました。ミスチルにも映画自体にも何も罪はなく、僕だけの思い込みレベルでの判断で。
でも、ミスチルって事はないと思うのです、どろろが。別に映画の中でかからないだろうし、いいじゃないかとも思うのですが、どろろミスチルはベクトルがかなり違います。
そんな訳で何が言いたいかと言えば、映画「ジョジョの奇妙な冒険」を自分は観に行く事が出来ないという事です。