一応宣伝しておきます

僕の書いたラジオドラマが近く放送されるので宣伝しておきます。

NHK-FM青春アドベンチャー
毎週(月)〜(金))22:45〜23:00
ライフ・シリーズ
10月26日(金)「夕立のテレパス
11月2日(金)「頭相撲」
11月21日(水) 「一本のロープ」

「ライフ・シリーズ」というオムニバスを一挙放送だそうです。なので一本目の「夕立のテレパス」はずいぶん前に書いたやつの再放送になります。三作ともそれぞれ「アクア・ライフ」「ボディ・ライフ」「ナンバー・ライフ」というシリーズの為に書いたもので、タイトルの通り『水』『体』『数字』にまつわる全10話の中の一話となってます。オムニバス(色んな作家が競作する短編集・・という意味でいいと思います、たぶん)なので「世にも奇妙なものがたり」とか想像してもらえればまあそんな感じです。

一応皆さんの聴く気を起こさせる為にどんなのかを書いておくと


「夕立のテレパス」10月26日(金)
初めてNHKで書かせてもらったラジオドラマ。というか、ラジオドラマ自体がほぼ初めてだったと言っても過言じゃないです。なので、普段演劇の脚本では書かない事=モノローグだけでお話が作れないかと思って書いたものです。モノローグとは簡単に言うと、えー、漫画のぽわわ〜ん..。。○となってるフキダシの中。頭の中で思ってる事のことです。あれ当たり前ですけど演劇じゃ書かないんです。ドラマとか映画ではありますけど。
タイトル見れば分かるようにテレパシーが題材なのはその為です。内容はちょっとサスペンスタッチでしょうか?


「頭相撲」11月2日(金)
これも「演劇じゃ書かないような」というテーマは変わらず。というか、「できないような」というテーマで書いた作品。脚本自体はモノローグもあればセリフもあるごく普通のつくりです。
これは苦労しました。僕に任された体のパーツはタイトル通り「頭」なのですが、頭の中はテレパシーで一回やっちゃってるし、頭といっても人間生きてて頭部を意識することなんてそんなにないと思うんです。髪型とか頭が痛いとかあの人カツラだとかくらいしか。というわけで、僕の苦肉の策を是非聴いて下さい(笑
やってる事がすごくバカという以外は普通の作品だと思ってましたら脚本を読んだサカイヒロトに「あのオチはNHKに喧嘩売ってるでしょう」と言われました。そんなことはないです。


「一本のロープ」11月21日(水)
これは打って変わって演劇らしく書いてみた作品。全篇、セリフのみ。
まだ結論付けるのは早いですが、ラジオドラマの醍醐味はやはり想像力が刺激されることなんじゃないかと思うんです。頭の中にだんだん絵が浮かんでいくというか。なので、二人の会話からじわじわと状況が分かっていくというのがドキドキしていいんじゃないかと。盗聴してるみたいな感じで。
この作品はこの前東京まで収録に立会いに行きました。(前二作は大阪で収録でした)
内容はまあコメディなんですけど現場がウケてくれてたので書いた甲斐があったなと思いました。放送を聴く人が笑ってくれるかどうかはまだまだ僕には分かりませんけども。


以上三作。
何本か書いてきてラジオドラマって結構好きだなと思ってます。良かったら聴いてくださいね。