ツタヤは悪くないんです。

別にツタヤ悪くないですよね。大きなツタヤに行けばあるんでしょうし。今、色んな作品が家で手軽に見れる事を感謝すべきです。ツタヤさん、僕が悪かったです。言いがかりでした。

さて、今日は唯一近所のツタヤに置いてあった「何がジェーンに起こったか」(1962、ロバート・オルドリッチ監督)を観ました。
昔のアメリカ映画の何がすごいって脚本と演技が凄い。
途中までミザリーみたいな展開で(というか、当然ミザリーの方が後ですけども)演出・音楽もサスペンスタッチというかホラータッチなんですけど、ラストまで観たら切ないというか、口に出来ないような気持ちが湧き上がってきます。
一言で言うと「人生を見てしまった。」そんな気分。

ベット・ディビスという当時50代の女優さんが老婆となったジェーン役なんですが、知ってる女優全員にこれを見せて「ここまでやるべきだ!」と説教したくなるようなそんな鬼気迫る演技。
正直、怖い!でも、だんだん可愛く見えてくる不思議。この人がいるからこの作品があるんだという感じです。
ゼニガタ警部に言わせれば「ベット・ディビスはとんでもないものを盗んでいきました」俺「いえ、あの方は何も・・」ゼニガタ「貴方の・・心です」俺「・・・はいっ・・」という事で、彼女の出演作をさっきググってみた自分がいます。